当社では有機性汚泥を、リサイクル可能な大切な資源と考えています。乾燥・炭化処理など特殊な工程を経て、汚泥を炭化ペレットに再生。土壌改良剤として販売しています。また、廃油は再生処理を行い良質な再生重油に精製し、自社工場の燃料として使用しています。
有機性汚泥は、乾燥・炭化処理を行い、作物を育てる資源になります。
し尿処理場や下水処理場などから回収した有機性汚泥（一般廃棄物）、食品加工工場などから回収した有機性汚泥（産業廃棄物）は、脱水処理を行った上で、当社の「汚泥リサイクル施設」で乾燥・炭化処理を行い、粉体状の「炭」になります。
さらに当社では炭を圧縮することでペレット状に加工する「炭化物造粒装置」を導入。リサイクル資源として有効活用されています。
リン酸成分を多く含んだ土壌改良剤として、販売されています。
有機性汚泥を脱水、乾燥・炭化、造粒して誕生した炭化物ペレットには、肥料の三大要素の1つリン酸分が豊富に含まれています。また「炭」であるため、多孔質の微細な構造を持ち、水分や養分を蓄積しやすい性質を持っています。このような特質を活かして、当社のリサイクルペレットは「ぐりーん・ワン」という名称のもと、土壌改良剤として販売され、農家の方々から高い評価をいただいています。
自動車関係の廃油、工場関係の廃油を買い取り、自社工場の燃料にリサイクルしています。
エンジンオイルやブレーキオイルなど自動車関係の現場から排出される廃油（鉱物油）。工業用機械のある工場から排出される、切削油やマシン油などの水溶性油。当社ではこれらの廃油を回収もしくは買い取り、油水分離施設、廃油加温施設などにより、純度の高い再生重油に精製しています。この再生重油を、当社汚泥リサイクル施設のエネルギー源として利用。資源として再利用しています。